大掃除の分割と役割分担

大掃除の分割と役割分担

家全体の大掃除は、ひとりで、一気に、やろうとすると、とても大変です。無理なく掃除する為には、

・何度かに分けて行う
・役割分担して行う

などのやり方がいいでしょう。

このやり方はハウスクリーニングでしばしば行う方法です。
効率良く掃除を進めるための分け方と役割分担の仕方をいくつかご紹介します。



本体と付属部品で作業を分担する掃除

キッチンの大掃除では、換気扇を分解して掃除したり、ガスコンロの五徳を念入りに掃除したりします。その際、全部を一人で行うと大変ですので、換気扇やガスコンロ本体を掃除する人とその部品(フィルターや五徳など)を
1人が換気扇を掃除している間に、もう1人が分解した部品を洗うという役割分担です。換気扇の掃除が終わる頃には、部品の掃除も終わるくらいのペース配分で行うと効率良く進められます。時間が余った方が、キッチン収納の扉などの掃除をすると、より作業が進みます。
 

本体と小物で作業を分担する掃除

浴室にはお風呂の蓋、シャンプーボトルやイス・桶など様々なお風呂グッズがあります。これらの小物を掃除する人とお風呂場本体を掃除する人とに役割分担すると、作業は楽になりなります。
※その際、グッズを洗面所などで洗うとお風呂場を掃除する人の邪魔になりません。

汚れの落とし方の種類で分ける掃除

汚れには、色々な種類があります。

大別すると

・油
・脂(皮脂)
・水垢
・排気/砂

となります。
これらの汚れ落としに適した洗剤や道具はそれぞれ異なります。

これらの汚れを種類別にして場所に置き換えると、下記のようになります。

・油 : キッチン換気扇、ガスコンロ
・脂(皮脂): 風呂、トイレ、洗面
・水垢 : 風呂、トイレ、洗面、キッチンシンク
・排気/砂 : 窓サッシ、ベランダ、玄関

汚れの種類によって、掃除する場所が割と隣接していることが分かります。何日かに分けて掃除する場合は、その日に掃除する場所を汚れの種類別にまとめて行うと、位置も近く、使う洗剤や道具が同じなので、効率良く進められます。

例)1日目:風呂・トイレ・洗面の掃除
  2日目:窓サッシ・ベランダ・玄関など

※キッチンシンクと換気扇/ガスコンロは汚れの種類が違いますので、隣接していますが例外的に分けて掃除しても同時に掃除しても効率に差はありません。

洗剤につけ置きなどの役割分担を任せる掃除

しつこい汚れは、洗剤でつけ置きしておくとスムーズに取れます。

例えば、トイレの尿石が取りにくい場合は、尿石汚れに酸性洗剤を塗布してしばらく放置します。洗剤に尿石汚れを掃除する役割を任せている状態です。その間、手が空きますので、トイレの床や扉、便座などを掃除します。しつこい水垢落としに手間取ることもなく、掃除が楽になります。

大掃除という大変な作業も、何度かに分けたり、役割分担することで無理なく進められます。

真下 朱子