玄関はセンスで魅せる家の「顔」
「玄関がきれいだと良い運気が入ってくる」という言い方をよく聞きますが、これは風水の考え方です。良い運気が風の流れに乗って家に入ってくる玄関である事が大切なのです。そのために雑多なモノで運気を外に跳ね返さない様にするという考え方から、常に玄関に余分なモノを置かない様にと教えているのです。この余分なモノを持たないという考えは、片付けの基本の理論と一致します。
玄関をモノの置き場として考えない。その思考ができるときれいに保つ事ができます。
靴や傘が整理をしても数多くあるようなら、使用頻度から収納場所を他に設けたり、また、どうしてもスポーツ用品、子どもの遊び道具を置きたい時は、見せ方や清潔感を意識した置き方をするとスッキリします。
また、玄関は、内から外へ出ていく場所でもありますから、スムーズに気持ち良く出かけられる様に汚れを溜めない、好きな香りで消臭をするなどの配慮が必要です。
玄関は立ちどまる場所ではなく通過する場所ですが、一瞬の印象が残りやすい場所でもあります。飾りモノなども、数多く並べるよりも、モノを厳選して飾る事でセンスのいい玄関になります。まさにそのセンスの良さが家の「顔」になるのです。
森 由香