本当の「もったいない」を見つけよう
- 2019.03.14
- 整理収納のちょっといい話
- 整理
家を片づけたいと思った時、「今あるモノをどのように工夫すればうまく収まるか」と収納のテクニックに重きを置きがちです。
ところが、モノを収納するためにはその数が多ければ多いほど、スペースと時間、お金が必要になってきます。
以後のモノの維持と管理も同じです。
片付けに多くの無駄を使わないためには、モノの数を減らしておくことに意識を持つ必要があります。
捨てられないから片付けが始まらない
モノの数を減らすのは、捨てることが中心になります。
ですが、多くの人はモノが捨てられません。「もったいない」気持ちが邪魔をするからです。
しかしながら、この「もったいない」気持ちを変えていかないとどうしても片付けの壁にぶつかってしまいます。
モノを捨てる以上に「もったいない」ことをしていないかを、考え直してみることが大切です。
探し物をする時間
モノが多いと管理が行き届きません。探し物が増えてきます。
探し物に1日5分使っていると、1年では、30時間にもなってしまいます。
探した時間そのものにお金を支払うことはありませんが、探し物に時間を使ってしまうことは、「もったいない」ことです。
二度買いと空間に使っているお金
あるはずのモノを探した結果、見つからなければ買います。
お金の無駄とともに、以前使っていたモノと新しく購入したモノと二倍の数に増えてしまいます。
さらに、家を買う時、借りる時、広さに応じてお金を支払っていることも常に覚えていてください。
払ったお金が要らないモノのスペースになっていたらそれは、「もったいない」ことです。
いつも心に「すっきりしたい」気持ち
モノに振り回されていると、プチストレスを感じてしまいます。
また、常に「いつかは片づけなければ……。」と思っているのも心の負担になります。
モノが多いことでイライラしているのも「もったいない」と思います。
自分の意識を変えるしかない!
捨てられない人も捨てる回数を重ね、経験を積むことで捨てる力がついてきます。
捨てられるようになると、片付ける力が格段に上がります。
まず、捨てられるようになることが最初の目標です。
「捨てられない」から本当の「もったいない」を知って、意識を変え、片付けを進めていきましょう。
森 由香