こどもに自立を促すおもちゃ収納
お子様のいる家庭で多い悩みが「おもちゃの収納」。
どうやって片づけたら良いのかわからない。
色々なお悩みがあると思いますが、そもそもこどもにとっての「おもちゃ」とは何なのでしょうか?
おもちゃはこどもの発達に欠かせない「道具」
こどもは大人に比べると力がなく、手先も不器用です。
大人になるために手先を思い通りに動かし、モノの仕組みを知り、豊かな発想力を育む。
この発達を手助けしてくれるのが「おもちゃ」なのです。
こどもはおもちゃを通して「手触り」「種類で分ける」「対にする」「モノの仲間を見つける」「数や量の概念」など様々な感覚を学びます。
多すぎるおもちゃはこどもの発達の邪魔をする
では、道具はあればあるほど良いのかというとそうとは限りません。
モノにあふれていると「ないモノを何かで代用してみる」といった創意工夫する能力を伸ばすことができません。
また、取り出しにくい位置にあるおもちゃを使わなくなります。
せっかくいいおもちゃを持っていてもモノにあふれて使いにくい収納では活用ができません。
結果、偏ったおもちゃばかり使うようになります。
また、おもちゃを戻すのも億劫になり、こどものお片づけの意欲まで失ってしまいかねません。
おもちゃはこどもがちゃんと活用できる量が適正量!
まず、大切なのはおもちゃが「こどもが自分で管理できる量であるか」です。
奥の方にあるのを忘れてずっと使っていないおもちゃがある。
おもちゃをじぶんで片づけることができない。
こんな時はおもちゃが多すぎるのかもしれません。
こどもが管理できる量までおもちゃを減らしましょう。
減らす時のポイントは年齢や好みに合っているか、まだ遊びたいおもちゃなのかきちんとこどもと相談しながら減らすこと。
どれだけ高かったものでも、まだ綺麗なものでも、こどもの成長に合っていないおもちゃは、ほとんど使う機会はありません。
思い切って手離しましょう。
すぐ取り出せて、簡単に戻せる量までおもちゃを減らせばこどもでもお片づけは簡単にできるようになります。
使った道具を戻す、身の回りを整える、というのはこどもが自立するにあたりとても重要な能力。
おもちゃの管理はこの能力の発達にとても大きな役割を持っています。
子どもには、おもちゃを通して自分のモノは自分で管理する、整える、という能力を身につけてもらいましょう。
お誕生日や何かのお祝いの時には「モノ」だけではなく映画やミュージカル、遊園地や旅行に連れていくなど「経験」や「思い出」をプレゼントするなどモノが増えすぎないよう大人も工夫していきたいですね。
fujnao